ストークサロン『半年の無病息災を願って「夏越の祓」』
★行事食に注目
1年のうちで最も昼間の時間が長い夏至(6月21日)が過ぎて6月の末日になると、各地の神社で「茅の輪くぐり」が行われます。
神社の境内に、茅や藁を束ねて作った大きな輪が設けられ、その中を8の字を描くように3度くぐり抜けると穢れが祓われるとされています。このしきたりが「夏越の祓」です。
茅の輪くぐりの他にも、人の形をした紙で体をなでて穢れを移し、川に流す「人形流し」を行う地域もあります。
6月末日は、1年の前半の最終日に当たります。その区切りに、知らず知らずのうちに積み重なった半年分の穢れや罪を祓うとともに、これから迎える暑い夏を無事に過ごすという願いが込められています。
★行事食に注目
科学も医学も発達していない時代、高温多湿の夏は、悪い病気がはやりやすい季節でした。邪気を祓うためにこうした行事が広まり、定着したのもうなずけます。
梅雨の真っただ中で、つい食欲も落ちてしまいがちな時期ですが、行事食として注目されているのが「夏越しご飯」。雑穀入りのご飯の上に、茅の輪をイメージした丸い食材をのせるのが基本のスタイルです。
その昔、茅の輪くぐりの由来になった、蘇民将来が素戔嗚尊を粟飯でもてなしたという伝承に由来しています。
★丸いかき揚げをのせて
飲食店やコンビニエンスストアなど、取り扱う店が全国的に増えています。
『ストークお食事宅配便』でも、30日(金)の特別メニューとして登場します。
五穀入りご飯の上に、夏野菜のそら豆をはじめ、桜えび、玉葱など、彩り豊かな具材を合わせた、丸いかき揚げを盛り付けて。さっぱりとした大根おろし入りの天つゆには、昔から“百邪を防ぐ” ともいわれるしょうがが効いています。
今年もちょうど折り返し。おいしく食べて、後半も元気に過ごしたいですね。
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